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バブルって必要悪かも

もし自分に莫大な資金があったなら...

株には投資しないでしょう。世界的な景気後退を考えれば、ダウが11000を切る日も遠くないでしょう。また、米政府による空売り規制が嫌な思い出です。押し売りみたい。

通貨には投資できないでしょう。昨日(2008年9月12日)、円と米ドルを除いた通貨に反発の兆しが見えました。しかし、長期的な円高基調は変わりません。となると、投資先は米ドルか円でしょう。どちらも低金利ですから、「投資」というよりは「退避」です。

債権にも投資しないでしょう。まだ妥当な選択肢ですが、米国をはじめ、赤字国債が肥大化しており、企業レベルの経済不安から国家レベルの経済不安にシフトしそうです。株安、通貨安、債権安のトリプル安は近いと思います。

商品にも投資しないでしょう。数ヶ月前まで、原油は魅力的な投資対象でした。バブルです。しかし、現在は3割以上下落しています。政府間の合意によるバブル潰しです。バブルを見つけて投資してもすぐに潰されそう。

結局、どこにも投資できません。やれることは、資金を円や米ドルに退避して円高差益を得ることぐらいだと思います。しかし、円も米ドルも安全とはいえません。金ですら安全ではないのですから。嫌になります。

こう考えてみると、バブルでもなければやってられないというのが投資家の本音なのではないかと思えます。他に魅力的な商品が何もないのですから。原油バブルは人や国家の生死に関わる危機的な状況を招いたため、潰されても仕方ないと思いますが、米国の都合で次々とバブルを潰したり規制を続けたりすると、ひどいしっぺ返しが待っているような気がします。きっと、予想もできないような強烈なしっぺ返しなのでしょう。そして、振り返れば、当然の帰結のようなしっぺ返しなのでしょう。
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